トイレットの皿

海外旅行で驚いたのが、日本人以外の連中がこのトイレットの皿におくのを見ていると、いともこれはむぞうさに、それもわざとかなと思うくらい、チャリーンと音をさせて投げ込んでいく。


その気勢というかスピードにのまれてしまって、さすがのマダムピピも機先を制されて、いくらおいていったかを見る暇もないようで、こちらもまた威勢よく、メルシーマダムとか、メルシムッシューと言っています。


この阿咋の呼吸が大事で、阿と言って、噂と言わせてしまうのが、このトイレでのコツのようです。


トイレで、阿とか畔とかいうと、いがにもきたないことをしでかしたみたいだが、どうぞ誤解のないように。


反対に、トイレから出てきたのはいいが、出口の皿の前でもそもそとハンドバッグやポケットから小銭入れを出して、えーと、皿の中に入っているコインはと、じーっと皿の中のコインを眺めまわしていると、マダムピピのほうにも余裕ができる。


そこで、この客はいくらおいてくれるかな、という期待を持たせることになります。


こういういらぬ期待は持たせないほうがいい。

物には相場があります


それも、世界じゅうに通用する相場がちゃんとあるから、短い旅の場合でも、いちはやくその相場をつかんだ人が、場なれたというか、旅なれた人として、快適な旅ができる。


ちなみに、海外ツアーで旅行する人にもアドバイスを。


世界じゅうのおちっこ代は十円から二十円くらいが相場だと思ってまちがいない。


皿がおいてあったら十円で充分。


それでブウブウ言うマダムピピがいたら、大目をあけてにらみ返すか、日本語でいいから大声でわめきちらすがいい埼ただし、少なすぎると、これはマダム・ピピの尊厳を傷つけた、というので、反対に大声でわめかれるか、こんなもんいらないよと、実際、投げかえされた人がいる。


いくらおいたの、と聞いたら、日本金にすると一円くらいかなということだった。


これは日本のホテルで、アメリカの老夫婦がもったいつけて、あのアルミ貨の一円を三つか四つ、ボーイの手に握らせてくれることがあったという、そのことに似ています。


ただし、黙って受けとる日本人の習癖と、少なければわめいてもとるという彼らの感覚とは、これだけは大いにちがう。

見せ金といえば

海外旅行で見せ金といえば、もっとずうずうしいマダム・ピピがいるから注意がかんじん。


おおげさに、札を一枚おいておく。


日本金でいえば、五百円とか千円札がばーんとおいてあります。


これにびっくりして、ホテルのロビーで真っ青な顔してがんばってしまった人がいたかもしれないが、これはだれが考えてもありえない金額です。


中には、ふーん、外国のトイレは高いなあと思ったけど、しかたがないなあと自分も同じ札をおいてきたわという人がいたが、とんでもないことです。


おちっこに千円も出す人がいたら、これは珍しい人の部類に入る。


まさかフランスの財閥ロスチャイルド家の連中でも払わないでしょう。

海外旅行のトイレ問題

海外に行くなら・・・と色々と気合が入るが、トイレ問題がある。


化粧台での使用時聞、水などは、やっぱり男とちがう。


こうやって考えると、女のほうからとったほうが理屈に合ってくる。


でもときには男女ともに平等にとられる場合があります。


平均してみたら、この平等のがいちばん多いのかもしれない。


両方の出口の接点に、小さなテーブルがおいてあって、これがふしぎだが、このトイレのテーブルに限って白いクロースがかけてあるのだ。


そしてその上に小皿がのせてあります。


その小皿がからになっていれば、番人はいないと思ってよい。


しかし一枚でもコインがのっていれば、これは危ない。


番人のほうも、かたわらにすわっていれば、どれだけたくさんのコインをのせておいてもいいが、やっぱり番人とはいっても、金をとるくらいだから、汚れた便器やら洗面台は掃除したり、ふかなければならない。


すわってだけいるわけにいかない。


そこで席を立つ。


その間の客には、金をおかないだけならいいが、あり金全部持ってってしまうという、彼女らから見ればけしからんのもいるらしい。


しかしまったくおかないと、これまただれもおいていかないから、コイン一枚くらいは見せ金としてのせておく。

慎重に

いまから何年くらい前だろうか、たしか日本金で四、五百万円になった。


うっかりしたらわれわれの収入より多いんじゃないかというマダムピピもいるとか。


これではよっぽどチップというもの慎重におきたいものです。


海外旅行中のおちっこもバカにならないのです。


そのあたりになれば、これはもう完全なる独占企業なみです。


女性だけがトイレ使用料が高いはずはないと思うが、使用の仕方、そして形式からいってもスペースの問題もからむかもしれないし、それに水の使用料もちがうでしょう。


こんにちは

はじめまして。今日から海外旅行などにまつわる事を日記にしたためようと思い、ブログを始めました。


どうぞ宜しくお願いします。


さて、さっそくですがチップについてです。


トイレのチップ、どちらかというと、男よりも女のほうに被害甚大で、男のほうには番人がいなくても、女のほうにはでーんと、いかにも栄養のよさそうなおばさんがすわっていることが多い。


これには海外ツアーでおおいに驚いた。


栄養のいいのはあたりまえで、このトイレの番人、つまりフランス語でいうとマダムピピ(ピピとは幼児用語でおしっこ、おちっこというくらいの意味)、おちっこ婦人と日本語でいうと、これはまたおかしなことになる、そのマダムピピの収入が、パリの新聞に出て、大いに話題になったことがあります。